事例紹介

運命の同じ社名!相互補完となったM&A事例

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  • ㈱ノース技研の小川社長が、北海道事業引継ぎ支援センターに相談に来られたのはH29年9月のことであった。小川社長にご子息はいるが、会社とは関係が無く承継の意志は無い。また、社内では経営承継する人材を育てておらず、後継者候補は不在だった。
    小川社長は、第三者への事業承継を考えており、相応しい譲受企業を探して欲しいという意向から、当センターに登録している企業とのマッチングを行うこととなった。
    しかし、そんな中、社内でトラブルが発生し、一時M&Aをストップ。その時点でマッチング先に関しても白紙に戻すこととなった。
    約1年間かけてトラブルを解決し、あらためてマッチング先を探す際、小川社長からある提案があった。

    「全く同じ社名の同業者が函館にあるのですが、その会社に声かけてみてもらえますか?」

    この会社は業種的に関連し、小川社長が函館出身ということもあって、トップ面談はスムーズに進むこととなる。お互いの会社にとってメリットを見出すことが出来たことから、トントン拍子で話が進み、令和元年9月30日に株式譲渡契約書を締結。友好的なM&Aの成約に至った。