事例紹介

地域の雇用と活気を守る!使命感と異例のトリプルシナジーが決め手となったM&A

  • M&A

    YouTube
  • ㈱ピアハーブは千歳市営施設の千歳文化センター内のカフェレストラン等の経営を就労支援A型事業所として経営している会社であった。松浦社長(77才)は元自衛隊職員であったが退職後に当社を立ち上げて経営していたが、高齢となり、ご子息や従業員に承継するものがおらず、M&Aによる承継を考えるようになり、事業承継・引継ぎ支援センターに相談した。

     当センター譲受希望登録として、㈱ホクノーがあった。食品スーパーを、厚別区を中心に展開しているほか、不動産管理業、飲食店経営を行っており、H29年には経済産業省ヘルスケア産業事業として本社の遊休スペースを活用してシニアのコミュニティスペース「ホクノー健康ステーション」を開業したことが脚光を浴びて、テレビ東京「ガイアの夜明け」にも紹介された会社である。元たくぎん出身の野地社長(54才)は経営のリスク分散・事業拡大・多角化を行っており、R2年就労支援A型事業所である㈱ホクノー福祉サービスという法人を立ち上げ、新札幌の当社自社ビル内にオープンさせた。

     事業承継・引継ぎ支援センターとして、千歳市と厚別区という地理的な要素、食品スーパーが本業であり、就労支援A型事業所の横展開など、シナジー効果があると感じ、野地社長に打診したところ、興味を示すこととなる。

     R3年度重なるトップ面談を重ね、譲渡価額もまとまり、11月に従業員説明を実施し、大きな問題もなく、11月30日株式譲渡契約書を締結してクロージングした。