事例紹介

業績好調に伴う会社の株高を、持ち株会社(ホールディングス)への 一括株式譲渡を図り、全株の移転による円滑な事業承継を実現~旭川信用金庫連携案件~

  • 親族内承継

  • 譲   渡   者:山田 信弘(父 79歳、先代社長)、山田 紀子(母 77歳)

    譲   受   者:山田 和慶(次男 46歳、現代表)※代表交代はR3/4月実施済


    引継ぎ対象 :有限会社 アサヒ総合保険事務所 

    譲 渡 方 法:持ち株会社(ホールディングス)への一括株式譲渡(全株移転)

    引継ぎ期間 :R5/06月~R5/10月  ※株の移動方法の検討&株の移動実施期間

    支援方法   :親族内承継の専門家派遣(税理士)

    会社情報  :創業H16/11月、従業員10名、株主 父30株/母20株/現社長10株

     

    【背景/経緯】

    ・ 先代社長が前職(損害保険会社)定年退職時に設立。業歴20年の若い会社

    ・ 先代社長の現職時の人脈を生かし、年々業績を伸ばし、近年増々増加

    ・ R3/4月、次男の現代表へ社長交代を実施、株の移転については未実施

    ・ R4/5月、大口契約成立による収益増により、想定を超えた大幅な株高となる

    ・ R4/10月、先代社長の役員退任時に役員退職金を支給し、株価低減策を実施

     先代社長の保有する10株を現社長へ移転

    ・ 今後の株移転に不安を感じ、旭川信金経由で当センターに相談

    ・ 役員退職金支給効果も薄く、R5/10末決算に入ると更なる株高となる為、R5/10

      月末に現代表100%株主の持ち株会社に一括株式譲渡し、全株の移転を完了  

     

    【事業承継・引継ぎ支援センターでの対応内容】

    ・親族内承継の専門家派遣(税理士)の実施(3回)

    ・顧問税理士の株価評価をベースに株の移動方法(贈与or譲渡)を検討

    ・想定以上の株高に対する対応策(持ち株会社、決算月前実施)を提言