事例紹介
民間M&A仲介会社を活用した事業引継ぎの事例
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M&A
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譲渡企業
- [会社名]
 - あんしんケアホーム和光株式会社
 
- [所在地]
 - 小樽市
 
- [業 種]
 - 認知症対応型共同生活介護施設
 
- [売上高]
 - 1億2,700万円
 
- [創 業]
 - 平成15年(2003年)
 
- [従業員]
 - 30名
 
- [資本金]
 - 4,250万円
 
- [理 由]
 - 経営者の高齢化、後継者不在
 
譲受企業
- [会社名]
 - 株式会社理想ケアサービス(株式会社日本ヒューマンサポートグループ)
 
- [所在地]
 - 埼玉県
 
- [業 種]
 - 介護事業
 
- [売上高]
 - 100億円(連結)
 
- [理 由]
 - 北海道における事業拡大
 
事業引継ぎの経緯
譲渡企業の社長は民間企業を定年退職後、経営不振状態にあった同社を自ら買収して単身で東京から小樽へ移住し、立て直して運営してきました。しかしそれから十余年、経営者は78歳になり家族のいない北海道での単身生活は不安が大きく、役員への事業承継を打診しましたが、介護保険制度の将来展望が見通せないとの理由で引き受けるには至らず、2018年8月、施設の引き受け先を探したいということで当センターへ相談にいらっしゃいました。
早速、当センターでは買い手として登録している北海道内の介護事業者の中から引き受け先を探したものの、小樽市でのグループホーム1ケ所の譲受にシナジーを見いだせる企業を見つけられなかったことから、マッチングは難航しました。
一方、全国で介護事業を運営する日本ヒューマンサポートグループ(埼玉県春日部市)は、かねてよりグループ会社の(株)理想ケアサービスで小樽市内の地域に根差したサービスを展開しており、同エリアでの更なる事業拡大のニーズをM&A仲介の(株)経営承継支援に伝えていました。
そんな折、(株)経営承継支援の担当者が引継ぎ支援センターのノンネームデータベースを見てあんしんケアホーム和光(株)の案件を知り、当センターを通じて12月に仲介契約を締結しました。
その後、2019年1月に日本ヒューマンサポートグループとのトップ面談を実施し、3月27日に日本ヒューマンサポートグループの(株)理想ケアサービス(小樽市)との間で株式譲渡契約の締結、クロージング、職員への説明会を実施し、M&Aによる事業引継ぎが完了しました。
仲介会社を活用したことによる利点
- 全国の企業を対象に引き受け先候補を探すことが可能になった
 - 条件交渉の代行によりスムーズに交渉が進行した
 - 契約書・議事録の作成等の事務負担が不要であった
 
 
